シーズン9使用 【正統派対面構築】天才ラオスエスバ 最高2089/最終2004
・はじめに
今期戦ってこられた皆さん、本当にお疲れ様でした。今期を機にエースバーンやトゲキッスなどの環境トップたちがしばらくお休みするシーズンだということもあり、気合を入れて戦った方も多いのではないでしょうか。私もその中の一人であり、久しぶりにがっつりポケモン対戦をしたので記事に残します。
今回の記事は少し長いのですが、ゆっくり読んでもらえると嬉しいです。
・構築紹介
・構築経緯
まず初めに、現環境一番強いと言われているエースバーンを、その中でも一番強いと思っている「いのちのたま」型で採用。次に、対面構築を組みたいと考えていたため、技範囲が広く高火力先制技もある悪ウーラオスを初手に投げやすいよう「きあいのタスキ」型で採用。ウーラオス+キョダイマックスエースバーンで荒らした後を締める役割として「こだわりハチマキ」型ゴリランダーを採用し、これを基本選出とした。
しかし、この選出では初手のダイマックスポケモンに荒らされてしまう。それを無理やり切り返せること、先制技というコンセプトから外れない「つるぎのまい」型ミミッキュを採用。ここまでで処理が面倒なカバルドンに有効な条件が、高火力特殊技とねむり対策であったため、攻撃しながら眠り対策のできるさわぐを覚えた「こだわりスカーフ」型ポリゴンZを採用。最後に、エースバーンでは倒せないドヒドイデ絡みの受けサイクルに無理やりエースバーンを通すため、まとわりつくで崩していける「天才」型ドラパルトを採用し構築が完成した。
・コンセプト
・高い対面性能、高火力先制技を用いながらダメージレースで相手に有利をとる。
・どんな構築に対してもエースバーンを投げて通す。
以下個体紹介
努力値:0-252-4-0-0-252
実数値:175-200-121-×-80-149
インファイト あんこくきょうだ
アイアンヘッド ふいうち
主な役割:初手orストッパー役
このポケモンの素晴らしいところは、高火力かつ範囲のある技をタイプ一致かつ命中安定で打てること、ふいうちという高火力先制技を覚えることである。初手に投げて相手を崩しにかかかることが多かったが、後手から投げてもダイマックスを返せるストッパー枠として活躍してくれた。
技構成は、前述したとおりインファイト/あんこくきょうだ/ふいうち/までが確定。格闘+悪の範囲を受けられるフェアリーに刺さるアイアンヘッドを採用し完成した。
このポケモンで数的有利を取りながら場を荒らし、相手の後手を見てからエースバーンに繋ぐのが理想パターン。
意地っ張りにした理由は水ウーラオスに後手をとりたかったこと、ふいうちの火力が欲しかったことから。
・エースバーン@いのちのたま 意地っ張り
努力値:0-188-92-0-0-228
実数値:155-176-107-×-95-168
かえんボール とびひざげり
とびはねる ふいうち
主な役割:ダイマックスによる荒らし役
自慢のABSエースバーン。
現環境このポケモンを採用しない理由がないほど強い。
技構成は、キョダイカキュウになるかえんボール、ダイジェットになるとびはねる、高火力先制技のコンセプトから外れないふいうち、ダイナックルになる且つ素の威力が高いとびひざげりで完成されている。
なぜこのポケモンで調整をしたかというと、この構築は相手のエースバーンを返すためにエースバーンを選出する。そのため相手のエースバーンに対してキョダイカキュウを打つ立ち回りをするので、ミラーでは後手を取りたいからだ。また、最速勝負をする展開にほとんどならないため、火力を伸ばした方が良いという考えになり意地っ張りにした。
しかし、この立ち回りでは相手のエースバーンに上からキョダイカキュウを打たれた場合、こちらのカキュウを受けられてダイジェットで突破されてしまう恐れがある。そのため、相手の陽気エースバーンの珠カキュウ+珠ダイジェット+こちらの珠ダメージ2回を9割で耐えという調整にすることで両対応とした。
・努力値調整
A-無振りダイマックスエースバーンを特化ウーラオスのふいうち+等倍カキュウで高乱数
B-168珠カキュウ(半減)+168珠ジェット(等倍)+こちらの珠ダメージ2回耐え
S-最速100族抜き
・ゴリランダー@こだわりハチマキ 意地っ張り
努力値:140-252-116-0-0-0
実数値:193-194-125-×-90-105
ウッドハンマー 10まんばりき
とんぼがえり グラススライダー
主な役割:スイープ+クッション役
このポケモンの最大の魅力は先制グラススライダーによる縛り性能であると考えているため、それを高火力で打てるこだわりハチマキを持たせた。
技構成は、グラススライダーは確定、有利対面を取った場合に大きな負担を与えられるウッドハンマー、炎や鋼への打点となる10まんばりき、最後にクッション役+起点回避になれるとんぼがえりを採用して完成した。
対面構築でありながら、こちらのウーラオスが倒せない水+フェアリーに対して受け出しながら負担を掛けていけるorとんぼがえりによる最低限のサイクル性能、元々対面性能が高いこともあってウーラオス+エースバーンで荒らした後を掃除する役割も担える破格の性能を持ったポケモン。
・努力値調整
H-16n+1(グラスフィールドの回復量最大)
A-落とす理由がないため最大
・ミミッキュ@のろいのおふだ 陽気
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:131-142-100-×-125-162
ゴーストダイブ じゃれつく
かげうち つるぎのまい
主な役割:スイープ+ストッパー役
ウーラオス、エースバーン、ゴリランダーの基本選出では相手のトゲキッス、パッチラゴンの処理が面倒なため、それらにダイマックスされても誤魔化せるストッパー役としてミミッキュを採用。
技構成は、構築のコンセプトである先制技から外れないこと、ゴリランダーに変わるスイーパーにもなれることからこの技構成で確定。
また、一体でノーマルとドラゴンの一貫を切れるため、見せポケとしても機能する点が素晴らしい。
・ドラパルト@ねばりのかぎづめ 陽気
努力値:92-116-4-0-44-252
実数値:175-155-96-×-101-213
ドラゴンアロー まとわりつく
のろい ねむる
主な役割:見せ+受け崩し役
天才型その1
ドラパルトというポケモンは、見せ合いにおいて非常に強く、相手のパッチラゴンを牽制しながらポリゴン2を誘える。この構築に置いてこの要素は有利に働くと考えたため、見せポケモンとしての活躍に期待して採用。
しかし、上記の4体に加え普通の型のドラパルトでは、ドヒドイデやヌオーをはじめとした受けサイクルを突破するのは難しい。だが、今の受けサイクルはエースバーン受けを突破すれば、エースバーンが通る構築や選出が多い。そのため、ドヒドイデやヌオー等のエースバーン受けとこのポケモンを対面させて処理することにより、エースバーンを通していける。
このポケモンの役割は、ドヒドイデやヌオーを捕まえて確実に処理することにあるため、持ち物は拘束ターンが長くなるねばりのかぎづめで確定。
技構成は、役割遂行するために、まとわりつく/のろい/ねむる/まで確定で、パッチラゴンやドラパルトミラーに打てるドラゴンアローで完成した。
ドヒドイデに対してはまとわりつく→のろい→ねむる→ドラゴンアロー連打で勝てる
・努力値調整
H-16n-1(どく、やけどなどの定数ダメージ最小)
A-無振りパッチラゴンをドラゴンアローで確定一発
B-余り
D-余り+ダウンロード対策
S-最速
努力値:4-0-4-220-52-228
実数値:161-×-91-183-102-152
さわぐ シャドーボール
主な役割:奇襲orスイープ+害悪対策役
この構築唯一の特殊アタッカー。天才型その2
エースバーンが苦手とする威嚇サイクル、受け構築、カバルドン+ギャラドスなどの構築に対して強く出していける。
技構成は、攻撃しながらあくびやみがわりを対策できるさわぐ、タイプ一致最大打点の破壊光線まで確定、ゴーストに打つシャドーボール、削れたギャラドスやトゲキッスへの打点になれる10万ボルトで完成した。
このポケモンに至るまでは、 ラプラスやHDカゴの実ロトムをカバルドン+ギャラドスorトゲキッスに対して強い枠として採用していたのだが、それらのポケモンでは「上から殴る」という構築のコンセプトから外れてしまう。それに対しこのポケモンは、スカーフを持たせることで上から殴りつつスマートにカバルドンを処理し、裏の積み展開をを許さないといった素晴らしい活躍をしてくれた。
・努力値調整
H-奇数
B-余り
C-余りぶっぱ
D-特化トゲキッスのダイジェット確定耐え
S-最速ロトム抜き
・後語り
なんと言っても今期は最速2000を達成したこと、それに加えて2ロム2000を誰よりも早く達成したことが嬉しかったです。
スカーフトゲキッスにボコボコされる以外は本当に楽しくポケモンができました。次のシーズンもまたやりたいと思います。
これは最速2000
こっちがサブロム2000
〜Special Thanks〜
僕の構築を信じて使ってくれた十六茶、よしこぽけ、でっぱ、付き合いが長すぎるメンツたちが最終日行く前に2ロム2000達成したのは本当に嬉しかったし感動した。8ロム2000は流石に笑ったな。通話しながら立ち回りをみんなで高め合ったのはめちゃくちゃいい経験になった。
この記事を読んでるか分からないけど、昼間いきなりLINEしてドラパルトがドヒドイデに勝てるかを試させてくれた人。マジでありがとう。また一緒にゲームでもやろう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
何か質問等あればTwitter(@MGrizaX)へ。